人と比べるのをやめて幸せになる part. 2

motivational quotes

妹へ

元気ですか?

前回、人と比べるのをやめるには、自分の目標をしっかり立てるという話をしました。

今回は、その続きで、自分の長所に気づいて他人と比べるのをやめることについて話します。

人と自分を比べる時、自分より何らかの形で人生がうまくいっている人と比べてしまうため、自分劣っていることにばかり気がついてしまうという話をしました。

自分の長所やそれまでの功績を、他の分野で人に劣っているからといってないがしろにしていることは意外とあります。

アインシュタインは、日本語が全く話せないからということで自分に劣等感を抱くかといったら、周りから見れば、当然そんなことはないだろうと確信できます。でも本人は「日本語が話せないなんてなんて自分はなんてダメなんだろう」そう感じているかもしれません。そういう時、アインシュタインには自分は物理の天才だという自覚がなくなっています。

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人と比べるのをやめて幸せになる part.1

motivational quotes

妹へ

元気ですか? 

最近、移動が多くて何も書いてませんでしたが、今日は、人と比べるのをやめて幸せになる方法について話します。

突然ですが、あなたはどんな時に、人と自分を比べてしまいますか?

周りと比べてしまうのは、人間として普通にやってしまうことです。

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不景気

不景気

なっちゃんへ

元気ですか?

今日は不景気について話をします。

いい就職先をすぐに見つけることができて、ずっと安定した職についていると、「不景気」を感じることはないかもしれませんが、景気がもっとよかった時代や悪かった時代と比べると、今普通だと思っている環境が普通ではないことに気がつきます。

この前ラジオで、同時多発テロ事件を知らない世代は、Z世代(GenZ)と呼ばれるということを知りました。今となっては中東で戦争が起きていることが普通で、飛行機に液体物を持ち込めないのも普通、銀行にお金を預けても利子がつかないのは普通、大学を卒業してすぐに就きたい職に就けずにいるのも普通にあることと思われているけれど、そうではない時代があったのです。

2001年に同時多発テロが起こり、2008年にリーマンショックが起こりました。Z世代は親がそれを経験したために、大学に行かせてもらえる資金がないことなどがあって、インターネットと一緒に育ってきた初めての世代であるその前の世代(ミレニアルズ又はY世代)とは違うといわれています。

これは主にアメリカの話で、日本ではバブル時代が1991年に崩壊して、ホリエモンのライブドア事件の前ITブームがあって、それが崩壊していらい「デフレ不況」になって今に至ります。

今では「デフレ」と言っているけれど、「デフレ」という言葉がまったく浸透していなかった時代、「どうしてこんなものが100円ショップで買えるんだろう」と驚いていた時代、デパートにブランド物があふれていて、デパートのレストランの食事はちょっと高級で、一般の人には縁のなかった時代があります。リストラという言葉もまだ出回り始めたばかりで、終身雇用はもちろんのこと、社宅など福利厚生もちゃんとしていました。日本のバブル時代の華やかさは、今では想像もつきませんが、ワニを借りてプールに放してプールパーティーをし、高級な金魚を餌をしてあげたなんていう話を聞いたことがあります。日本の企業がゴッホの「ひまわり」を何十億円で買い取ったのも、シャガールの絵がバブル時代の大富豪に気に入られて買われていたのもこの時代です。

景気がいい時は、アートを買う人がたくさんいて、今ではお金にならないからと諦めてしまうような美術系の仕事にもつくのが簡単だったはずです。働き口がたくさんあって、就活を何ヶ月もかけてする必要はなく、説明会に行くだけで内定がもらえたり、しかも面接の交通費は全額支給で、宿泊代も出してくれたりしたそう。

これから、コロナや日本の少子高齢化で、景気がまたかわるかもしれません。戦争やオイルショックや天災など、何が起こるかわかりません。銀行に預けているお金の価値が半減したり、ただの紙になることもあり得ないことではないのです。実際にこういうことが起こることを予測して、仮想通貨を買っている人もいます。

暗い話になってしまいましたが、視野を広くして、自分の住んでいる地域や国の外まで行くことができれば、それほど不景気から脱出することも可能です。お姉ちゃんは大学を卒業し、ずっと仕事を探していましたが、仕事口が見つからず、一緒に卒業した友達はスーパーなどで働いたり大学院に通いだしたりしていました。その中には海外に英語を教えに行って普通の職についた人もいます。お姉ちゃんも東京に行って、二人当たり三つの仕事があるという、受ければすぐに仕事をもらえる状況を目の当たりにして、ショックを受けました。仕事がない不景気な時代に卒業してしまったのだと憂いていたのが、環境を変えれば全くその逆だったからです。

今普通だと思っていることも、時代、世代、住んでいるところに特有のもので、それは短期間かもしれないし、自分が生きているうちには変わらないものかもしれません。仕事が見つからなかったり、家が買えなかったり、人生が思ったようにいかなかったりした時、それが自分のせいではないことや、同じ時代を同じように経験している人たちがたくさんいることや、環境を変えれば人生が変わるということを心に留めておいてください。

お姉ちゃんより

エストニアに住んでみて

brown deer on green grass field

妹へ

久しぶりです、元気ですか?

エストニアに来て以来、忙しくて何も書くことができませんでしたが、こうやってまた時間がとれるようになりました。

今日はエストニアについて話します。

バルト三国の一つであるエストニア

エストニアは、ヨーロッパの中では、東ヨーロッパでもなく、北欧でもなく、バルトに分類されます。リトアニア、ラトビアとともにバルト三国と称されていると地理で習った記憶があるのではないでしょうか。

エストニアは、首都のタリンからフィンランドのヘルシンキまでフェリーで行ける距離にあることもあり、言語はフィンランドと近いです。

フィンランド語は、周りの国で話されている言語とは全く関係なく、前までジプシーと呼ばれていたロマの人たちの言葉と関係があり、ハンガリー語と関係があると言われていますが(似てるといっても、多分日本語と韓国語のような感じ)、エストニア語もその言語族に入るので、「こういう意味ではないかな?」と全く想像がつきません。

photo of castle exterior
Photo by Hert Niks on Pexels.com タリンの旧市街

旧ソ連のエストニア

エストニアは旧ソビエトの国なので、時々、その時の名残りを見ることができます。

例えば、タリンの中心地にある昔の街は、中世の名残りがあるのに対して、少し街の外に出ると、ソビエト時代を思わせる、角ばっていて似たようなアパートが並んでいます。ソビエト時代からある食堂やカフェも残っていて、そういうところでは、日本で昭和を懐かしむような感じで、素朴な味の食べ物を激安で楽しめます。例えば、ソビエトっぽいなと思うドーナッツ屋さんに入ったら、破格の50円ドーナッツがあり、家でやるように粉砂糖をかけた家庭科の授業以来食べたことがなかったドーナッツが食べられました。

旧ソビエトを思わせる、大きな銅像や広場のようなものも所々にあります。そしてソ連のスパイが使っていた牢屋や、ソ連が用意したバンカーも所々に見られます。

エストニア人はフィンランド語を話せる人が多いですが、これはなんと旧ソビエト時代の影響だそうで、ソ連の外のニュースを手に入れることができなかった当時、電波が届くほど近いフィンランドから流れてくる情報が、鉄のカーテンの外の様子がわかる小さい窓だったそう。ロシア語を話せる人も多く、ロシア人もたくさん住んでいて、表記はエストニア語、ロシア語そしてそれに次いでフィンランド語や英語が多いです。

今日のエストニア

エストニアはデジタル大国の日本とまではいきませんが、ヨーロッパの中では電子化が進んでいて、どこでも支払いはクレジットカードOKです。日本よりも電子化が進んでいるのは、役所の手続き。これがほとんど電子化されているので、役所に直接行かなければいけないことは、日本よりも少ないと思われます。

少し前までは、ヨーロッパのデジタルノマドから注目されていて(今日は多分ポルトガルが一番注目されている)、共同ワーキングスペースが充実していて、普通のカフェでもパソコン用のコンセントが多いイメージです。市内バスの中にまで、飛行機の中のようにUSBケーブルの充電ポートが用意されていたり、そこら辺にある自転車置き場が、アプリで自転車を無料でロックできる仕組みになっていたり、いろんなところで近代社会を感じます。

エストニアの食べ物

空港から街に向かうタクシーの中で運転手さんに「エストニア料理にはどんなものがあるの?」と聞いたら、ドイツに占領されていたこともあるからドイツ料理と似てるよと言われました。海に面しているから、魚は豊富で、ロシアに近いこともありキャビア(日本でいういくらとかもこの一種)が多いし、シーフードには欠かないです。でも、魚の種類がちょっと違うので、イカなんかは見ません。鮭は破格の値段で売られているけど、地元の人によると、金ではないけれど、鮭の相場は変動があって、すごく安い時もあればすごく高くなる時もあるそう。

北国で野菜はあまりないのか、冬の野菜売り場は品薄で、高いです。ドイツではスペインやイタリアから流通があるのに対して、ここではモロッコやポーランドと、意外なところから野菜を仕入れているよう。

肉は、鶏肉が一番多いようで、肉の中では鶏が一番安いです。乳製品が豊富で、乳製品のコーナーが異常に大きく、そのせいなのかアイスクリームの種類が多いです。ソビエト時代、ソ連の中でエストニアは乳製品の品質が優れていることで有名だったそうで、確かに、バター一つをとっても、品質は高いです。

woman in blue dress standing beside cow on green grass field
Photo by cottonbro on Pexels.com

エストニアのスーパーでは、小さい国だから自国のものをもっと積極的に消費してもらおうという意向からか、エストニアのものには値段の札のところに国旗がついているので、スーパーでエストニアのものを見つけるのは簡単です。印象では、チーズから魚まで、燻製のものが多いです。

エストニアの人たち

エストニアの人柄は、日本と似ているところがあって、静かで自分のプライバシーを大事にして、もめごとを嫌います。エストニア人はマンションの廊下で隣人とすれ違うのが嫌だから、廊下に誰もいないことを確認してから家を出るという、変なステレオタイプがあります。18歳になったら家を出るのが普通で、それも、自分のプライバシーを確保するためなんだとか。

昔から港がある街は、アムステルなどもそうですが、いろんな物や人を見てきたからオープンだといいます。エストニアもきっとそういうところがあるのではないかなと思います。

エストニアについて想うこと

「食べて祈って恋をして」で、街それぞれにそれを表す言葉があるという話が出てきますが、ここはなんと言い表したらいいかわかりません。ヨーロッパの中では「デジタル」とかが当てはまるのかなと思いますが、中世の街並みやソ連の建物の隣に立つとてもデジタルなショッピングモールを見ていると、近代化が急に来すぎたのではないかなと思ってしまいます。

近代化を図ると、いろんなところから批判や反対意見が出るのに、すんなりとデジタル化が進み、国会などでも普通にパソコンを持ち込んでいる政治家もいるのを見て、エストニアは柔軟な国なんだなと感じます。

自然も多くて、海に面していて、島も200島ほどあるようなので、小さい国でも、長期滞在してみる価値はあるところなのかなと思います。

エストニア工場見学
乳製品工場見学

お姉ちゃんより

家の中、巣の中

妹へ

久しぶりです、元気ですか?

お姉ちゃんはやっと引っ越しを終えて、明日から出張です。

引っ越しがなかなか終わらず、最後は彼氏の家族も巻き添えにしてしまいました。片付けは本当に苦手だという話をお母さんとしていたので、そのことについて話をします。

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おすすめの本 4冊

妹へ

元気ですか?

一年の計は元旦にありといいますが、今年は1月1日に本を読んだことから始まったので、既に5冊読み終えました。

あなたも、今年は本を読むことを目標にしているようなので、「食べて、祈って、恋をして』の後に読んだらいいと思う本を、今日はネタバレしないように軽く紹介します。今回は、30歳のあなたにおすすめの本だけをピックアップしました。

かもめ食堂

1月1日にペロッと読んでしまった本です。2年前に日本に帰った時に、テレビで取り上げられていてずっと読んでみたいと思っていた本でした。

内容は日本人の女の人がフィンランドにレストランを開くというもの。調べたら映画になってたけど、まだ観てなかったら本を読んでみてください。予告編を観たけど、本の印象と違ってて、やっぱり原作には勝てないなと思います。面白くて軽いので、すぐに読めます。海外移住への敷居が低くなる本です。

ルパンの娘

またこれがドラマになっているらしいですが、10年ぶりに本から一日中離れられないくらいハマりました。2020年9月に出た最新刊の『ルパンの星』も読みました。1冊目が傑作すぎて、続編があまりそれについていってないような気がしますが、2冊目までは読む価値ありです。とにかく30ページくらい読んでみて、先が気にならなかったら読むのをやめていいので、読んでみてください。

みんなのうた

心がほっこりするファミリードラマです。

田舎にカラオケボックスを開いてしまった家族と、田舎を捨てて東京に出たけれど出戻りになった主人公のレイコさんや、マイペースで田舎を出ようと気がしない高校生の弟とか、キャラが濃い登場人物がたくさんいて、おもしろくて読むと元気になる本です。

重松清の本は情緒に溢れていて、本によっては読むと日本が恋しくなってしまいます。

カカシの夏休みも、日本の夏が懐かしくなる本です。同じ作者が書いた本で、簡単に読めます。

深夜特急

これは、エッセイストの沢木耕太郎のバックパッカーの旅を本にしたノンフィクションで、読むと旅行に行きたくなります。この本が元になっている1980年代と比べると、旅の仕方も、他の旅人とのコミュニケーションの取り方も、グローバル化の前に起こったことなので、今ではできない経験がつまっている本でもあります。

当時は日本人がどういう風に見られていたか、今とは全く違い過ぎて驚いてしまいます。

またリンクが貼れなくなってしまったので、頑張って本を読んで、どんどん新しい本を買ってください。

お姉ちゃんより

絶対に達成できる目標の立て方

キャリアチェンジ

妹へ

ちょっと遅れたけど、明けましておめでとう。今年もよろしくね。

今年は、何か目標を立てましたか?

今日は、達成できる目標のたて方について話します。

お姉ちゃんは、小さいころから毎年1月1日に目標を立ててきましたが、どうも達成できないということが近年分かってきたので、「目標を立ててもしょうがないのかな」とか「自分に甘すぎるからだ」「努力が足りなすぎる」とやりようのない気持ちになっていました。

でも、今年の1月1日に思ったのです、目標を達成できないのは、自分が悪いのではなくて、目標が悪いのではないか?と。そして、初めて新年の抱負を考える前に、本当に自分が達成したい目標の立て方について調べました。

目標の立て方

では早速、達成できる新年の抱負の書き方を伝授します。

夢は大きく、目標は現実的に

まずは、どんな自分になりたいか、創造力を膨らませます。それから目標作りに取り掛かります。

大きな目標を、短期間でできる小さな課題に

いきなり10キロ走れ言われても、ペースやあとどのくらいでゴール地点なのか想像するのは難しいです。目標もこれと同じです。

「今年は6キロやせる」ならば具体的に、「6月までに4.5キロやせる」「1月中に1キロ落とす」というようにゴールを短期のものに設定しておくと、目の前のゴールが見えてやる気もでます。

「痩せる」というのは簡単だけれど、これでは実行は難しいくなります。

これを具体的に「週に1日有酸素運動15分、筋トレ週に2日20分」「一日のカロリー摂取量」というように具体化していきます。そしてさらに、有酸素運動であれば「毎週木曜日仕事から帰ったらジョギングを15分する」「YouTubeのXXの筋トレビデオを月曜日の午後にやる」などとします。

結果が計測可能な目標ほどなおよし

先にも言った通り、細かければ細かいほどいいのが目標ですが、それが計測可能だとなおよしです。例えば、「もっと運動する」「もっと自炊する」を「週に1回運動する」「週に最低4回は自炊する」というように数値化するだけで違います。さらに運動でも10キロ走れるようにするまで鍛えるなど、ゴールを数値化すると、自分がどれだけそこに近づいているかが見えて、やる気につながります。

「腹筋してお腹ポッコリを改善する」は具体的に何センチ痩せるとしたほうがいいでしょう。

目標達成を妨げているものを名指しする

目標達成をするのにあたって、何かしら障害があります。

「時間がない」からできないというのはいい訳で、なぜ時間とれないのかを考えて、どこで時間を無駄にしているかを考えてみます。

目標達成を阻んでいる悪習慣を見つけることで、良習慣をつけることに役立てます。

過去の経験から、達成できないゴールの難易度を下げる

毎年同じ目標を持っていて、毎年達成していないものがあるかもしれません。

達成できなければ、自信にはつながらず、継続にもつながりません。毎年「今年は友達20人つくるぞ」と「今年は20万円貯めるぞ」という目標を達成できてないのであれば、数字を減らして達成したほうが、志を高くもって達成できないよりいいでしょう。

未来の面倒くさがってる自分に喝をいれる

目標を立てるときに、将来面倒くさがってる自分にちょっとしたメッセージを残すといいです。例えばお姉ちゃんは「クラシックコンサートに行く」という目標のところに「ケチらない!」と入れました。毎年行きたいなと思っていても、なぜかいざとなるとお金を出し渋ってしまうので、こうしました。

目標立てるのって面倒だなーと思うかもしれないけれど、実行することに意義があるので、目標をできるだけ自分が達成しやすくしてあげるのが計画です。だからこの時点で、もうすでにゴールへ向かって大きな一歩を踏み出していると思って、頑張って目標を立ててください。

お姉ちゃんより

退屈することの大切さ

妹へ

元気ですか?

突然ですが、最近退屈したことはありますか

お姉ちゃんは、副業があるため、会社の仕事が終わってからや週末も仕事をしています。副業は時給制なので、内職のように、空き時間があればちょっとずつ仕事をしています。

先日、今年はもう仕事納めで木曜日からもう休みだったので、金曜日に副業の仕事を終えてしまい、久々に金曜の夜から月曜まで仕事がないという状況になりました。久しぶりの状況に、何をすればいいのかわからなくなりました。仕事をしている時は、逃避したいと思うのに、いざとなって自由時間があるとやりたいことがすぐに思いつきませんでした。

久々に暇になったのです。

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