婚活のまとめ:婚活や婚活サイトについて想うこと

妹へ?

元気ですか?

この前電話した時、デートアプリをダウンロードしたという話を聞き、しかも「遊びじゃなくて結婚を前提に」というあなたの言葉にお姉ちゃんは驚きました。結婚を視野に入れてってことは、婚活なのでは!とびっくりしました。自分の妹が婚活するなんて信じられません。

だから今日は婚活について話します。

婚活という言葉

お姉ちゃんは、婚活という言葉になんとなく違和感を感じてしまい、未だに慣れることができてません。いつの間にか『婚活』という言葉が当たり前になっていますが、使われ始めたのは2007年だそうです。日本を離れている間にそんな言葉が生まれて、帰国した2012年には標準語になっていたので、どうも普通の言葉として受け入れられないところがあります。でも受け入れられないのは、言葉だけではなくてそのコンセプトもだと思います。

婚活のイメージ

何度か話したかもしれませんが、青山のアパレル会社で働いていた時、30をちょっと超えた女子たちが「あーもう仕事したくない、早く結婚したい」とよく嘆いていました。「アパレルは3Kだから」と言っているのに、キャリアを積もうとしたり、ステップアップして高給のところに転職するということもなく、ただ結婚して専業主婦になりたいという姿にちょっと幻滅してしまいました。ちなみに3Kとは「暗い、汚い、給料安い」だとも教えてくれました。

その次の会社で、元証券マンの男の人に囲まれて仕事をしていたとき、ちょっとカッコイイ元証券マンが「あーもう洗濯したくねぇ、早く結婚したい」と言っていたのを聞いて、これまた幻滅しました。

お姉ちゃんにとって婚活とは、こういう人たちがすることなのです。

そもそも婚活とは?

30代だからといって、結婚を前提に付き合わなければチャラいと思われてしまうのでしょうか?

ヨーロッパに住んでいると、もちろん結婚願望というものを持ってデート活動に励んでいる人はいますが、日本でいう婚活という感じではありません。とりあえず知り合って、付き合って、様子を観ていこうという感じです。子供の話は出たとしても、「結婚したい」というのは聞いたことがありません。付き合って、気が合って、子供が欲しいし結婚でもするかという感じです。ところが日本ではなぜか婚活している人は、1年以内で結婚してしまう気がします。これで大丈夫なのかなと思います。

前に、『30代と20代は違うよ』という話をしましたが、このTEDトークのビデオで「30になるからといって焦って、イス取りゲームのように、空いてる人をと誰でもいいからといって結婚しないこと」と言っています。お姉ちゃんは付き合って3~4年目で別れます。だから、1年以内に結婚するのはリスクが高いような気がしてならないのです。

「そんなことを言ってもね、社会人になると学生とは違ってお互いを知り合う時間が限られてるから」と言われたこともあります。そういって、社会人になってから彼氏がずっといなくて、30ごろに急に大学時代の元カレと結婚したという人も周りにいます。

結婚願望が無くなったお姉ちゃん

30代半ばになると、周りに結婚だけではなく、離婚を経験した人もちらほらと出てきます。

離婚を経験した人達はボロボロです。円満に離婚した友達でさえ、二度と結婚したくはないようです。理由は何であれ、捨てた捨てられた浮気か否かは関係なく、離婚は精神的にとても苦しくて、鬱の原因になるということはわかりました。

ところで、この世界ベストセラーは読んでおいてください。

この本は離婚した著者が、旅行と通して自分を発見して離婚と鬱から回復していく話で、30代前半女性の教科書ではありませんが、参考書です。人生が変わるかもしれません。30になったからといって人生を変えるのはまだまだ遅くないと勇気づけられます。

お姉ちゃんは、へ理屈のようですが、結婚する理由がまず見つかりません。結婚したからといって、何の保証もありません。日本では結婚したら夫婦同姓にならなければいけないので、婿養子という言葉にもあるように、新しい核家族を作るというよりも、誰かの家の一員になるという感覚があり、家族を含めて相手を選ばなければいけません。

「(結婚)相手の親から借金の返済にお金を貸してくれといわれたらどうする?」と貧しい家系出身の彼女と付き合い始めた友達に聞かれました。お姉ちゃんの答えはこうです「そうなる前に、まず結婚しない」。彼女でいる限り、他人としての壁があって家族の行事には絶対参加というわけでもない気がします。愛は冷めたけど、結婚しているからという理由でずるずると同居人だけのように付き合ったり、浮気をしている人達もいます。結婚していなければ、すぐに別れることもできたはずです。結婚は罠です。

30歳はまだ若い

30歳はまだ若いです。人生のまだ半分もいっていません。

だから人生の半分以上を一緒に過ごす人を焦って探す必要はありません。ただ常にいろんな人と知り合って、お茶飲み友達みたいな人を増やしてみてもいいと思います。東京では本当にみんなオープンで、すぐに友達ができました。沖縄でもそういう経験をしたことがあります。田舎にいると、「結婚前提に付き合う人を探している」という名目でしか異性と知り合う機会がないのも事実です。でも、いきなりそんな風にならないためにも、知り合いに誰かを紹介してもらって一緒に遊んだり、知り合いの兄弟とか姉妹の知り合いとか、そういう人と会うのもいいのではないかなと思ってしまいます。

婚活サイト・デートアプリの心構え

デートアプリは希望と絶望の連続です。メル友のように長い間連絡を取り合っても、会ったら一度で幻滅ということもあります。変な人ではないとわかったら、すぐに会って、やりとりの時間を無駄にしないことをおすすめします。

アプリを使っていると、思うに、最初のうちは人として一人ひとりと丁寧に接しようとしますが、そのうち、一人ひとりに対する思い入れがなくなります。なぜなら、長く連絡を取り合ったのに結局会えないまま終わったり、会ってみたらイメージと違くて幻滅したり、着信拒否されたりしているうちに、疲れてきて相手からあまり期待しなくなるからです。

だからアプリ初心者の人達は丁寧に返信してくれたりしますが、上級者になると急に消えたりブロックしたりしてきます。だから最初のうちは、アプリを長く使っている人に冷たく扱われたりして悲しくなったりするかもしれませんが、アプリを経験していくうちに、自分も容量がよくなっていき、ブロックされたり消えたり既読無視されても、気にならず、自分も同じようになっていきます。これは、冷たく聞こえるかもしれませんが、何人もと「出身どこ?趣味はなに?」という話を繰り返ししていると、飽きてきて、時間を無駄にしたくなくなるからです。だから初心者のうちは、嫌なことがあっても「あ、この人はきっとアプリ上級者なんだな」と思ってあまり気にしないように。

デートアプリで成功した理由

ちなみにお姉ちゃんと彼氏はお互いアプリで知り合いましたが、彼氏は暇だったので食事と散歩相手探し程度に使っていて、お姉ちゃんも出張ばかりの夏だったので、出張先で食事相手と観光案内してくれる人探しに使っていました。そしてお互いアプリを使って長かったので、全然相手に期待をしていませんでした。

だから会ったのも「婚活するぞ!彼氏探すぞ!」というわけではなく、軽い気持ちでメッセージを送ったら、すぐに返信が返ってきたので、その日のうちに電話して、会うことになりました。ちなみにお姉ちゃんから連絡をして、電話しようといって、その日に会おうと言って、バーも見つけて段取りをととのえました。これは、アプリで1か月以上前に知り合ったのに、一度もメッセージを送ってくれなかったからです。

お互い色んな人と会っていて、デートというよりはただ会って話すという感じで、話した内容は夏にスリに遭った話や、彼氏がホームレスに騙されてお金をとられた話とか、「スポンジ」って海藻だよというトリビアとか、本当にたわいもないことを話していたことを覚えています。もしも彼氏彼女を探すつもりだったら、話す内容も全然違っていて、今一緒になっていなかったと思います。

婚活に疲れた・・・となる前に

いろんな人と会っているうちに、だんだん自分のスタンダードが低くなっていくのを感じるかもしれません。『理想のパートナーの見つけ方』のビデオを参考にして、まだ最初の人に会う前に、自分が相手に求めているものや、恋人とどんな時間を過ごしたいかということを具体的に書いておくといいと思います。

例えば朝方でないなら「日曜日は昼まで寝て、午後は一緒にランチに行って、夜は家で一緒に食事しながら映画を観る」なんてことを理想の恋人との時間の過ごし方に書いたとしたら、「朝方で、日曜は早起きして遠出して、月曜に備えて早く寝たい」という人とは自分の思い描いていた恋人生活が送れないかもしれません。そんなことも考えて、自分が相手に求めているものや、自分が思い描く恋人生活を書き出してみて、ふとした時に見返してみてください。書くと、叶います。

お姉ちゃんより

理想の恋人を引き寄せる方法

妹へ

元気ですか?

今日は理想の恋人を引き寄せる方法に焦点にあてて恋愛について話をします。今までの話がちょっとドライだったかもしれないから、華やかなトピックを選んできました。

お母さんから聞く限りはまだ彼氏がいないようだけど、これからいい人がみつかるように、今回は恋愛のアドバイスをしようと思いました。

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30代は20代とは違うよ

妹へ

元気ですか?

まずはこのビデオを見てください。

メグ・ジェイ: 30歳は昔の20歳ではありません

もう30歳になってから、こんなものを見せられてもと思うかもしれないけど、見ないよりはいいかなと思って見せることにしました。

翻訳が下手だから、ピンとこないかもしれないけど、このビデオを要約すると、「大人になったら(時期がきたら)ちゃんとやるよ」と先延ばしにしていることも、20代でそれを始めないと、それは起こらないということです。

お姉ちゃんには、こういうビデオを見ると特に、30歳になる前にやっておけばよかったなと後悔することがあります。これはちゃんとしたキャリアを見つけることと、一生の友人をもっと見つけることと、親せきと頻繁に連絡をとること、中国語とドイツ語を身に着けておくことです。

逆に、この歳までにやっておいてよかったと思うのが、アドベンチャー旅行と、恋愛・同棲と、貯金と投資、海外留学のためでない海外移住です。

ここに30歳になる前にやめた方がいい悪習慣のリストがあります。見てみてください。

https://www.businessinsider.jp/post-164708

https://www.lifehacker.jp/2016/08/160824habits_old.html

あなたの29歳最後の日に電話した時に「今日が20代最後の日だね」って言った時に「それを聞いてドキッとしたよ」ってメッセージをくれたけど、この気持ちを忘れないでください。

年齢を重ねることに焦りは禁物ではありません、焦ってください。

お姉ちゃんより