病気になって感じるカルチャーショック①

妹へ

元気ですか?

お姉ちゃんは、元気になりました。

ルームメイトのもらってきたロノウィルスのようなもののせいで、近年にないくらいゲロゲロでした。

ちょっと汚い話になってしまいますが、このせいでというかおかげで、久しぶりにカルチャーショックを経験したのでその話をします。

まずは、ルームメイトですが、ルームメイトといっても、民泊で泊めてるスペイン人の人です。その人がまずゲロゲロな状態になり、よくなって二日後にお姉ちゃんにも全く同じ症状があらわれました。

自分が病気になるまでは、必要な物はないかと聞いていたけど、しばらくは何も口にしたくなかったそうで、とにかく水だけ飲んでいるようでした。2日後「今日ちょっと何か食べようと思うんだけど、パスタとかお米とかある?」と聞いてきたので、自分用に炊いていたご飯の残りをあげました。

どうやら、お腹にやさしい何も味付けのないご飯やパスタをとりあえず食べてみるという感じでした。パスタってなんとなく消化に悪いイメージだけど、ご飯と同じ感覚で食べられているんだなと思いました。

ルームメートの話になってしまいましたが、本当にカルチャーショックだったのが、彼氏が持ってきてくれたもの。感染率の高いノロだというので、マスクにゴム手袋姿で現れて、買い物袋を置いてささっと行ってしまいました。開けてみると、コーラにラスクにプレッツェル・・・。

えっ・・・・。

少年の買い出しのようなものです。唯一納得できたのは、お腹に良いハーブティーと吐き気止めの薬。

うちではお腹をこわしたら、おかゆ、そしてニンジン、カブ、そしてじゃがいもなどの入ったコンソメスープが定番の気がします。だから自分でも、次の日によくなったら味噌汁やコンソメスープを作りました。

でも彼氏が来てくれた日は本当に立ってるのも辛かったので、熱で頭がくらくらする中、本当にベッドでプレッツェルを横寝のままボリボリ食べながら、コーラで流し込んでいました。これこそ本当の異国体験。お腹には優しかったのか、吐き気どめのおかげなのか、胃のなかに留まってくれました。

ちなみに彼氏は「これはドイツでお腹こわした時は普通なんだよー」と後で念を押してました。お母さんに話したら「えーっ、信じられないっ」と驚かれるかと思って話したら、「あ、それはね、多分、自分がお腹こわしたことないから何を買えばわからなかったんだよ」と普通に受け止めていましたw

コーラで一番最初に思い出したのは、カナダで初めて熱を出したときのこと。その時、やっぱり食べたかったのはお母さんのコンソメスープだったけど、ホームステイ先でジンジャーエールチキンスープが出てきました。チキンって、肉だし油だし、パスタも浮いてるし、よくないのではないかなと思いました。

そして何故にジンジャーエールかと聞いたら「ジンジャー(生姜)は体に良いでしょ」といわれまし。確かにそうだけど、ジンジャーエールには一体どれだけの生姜が入っているというのでしょうか?(そもそも本当に入っているのでしょうか?)

ドイツ人の元彼氏は、風邪を引くと必ずジュースを飲んでいて、これでビタミン剤の代わりという感じのようでした。ドイツには本当にハーブティーが多くて、症状別や効き目がある内臓ごとにハーブティーが売っています。今回もらったハーブティーは「胃腸用」で、ミントとかが入ってみたいです。

長くなってしまうので、来週続きを書きます。

あなたも、身体に気をつけてね。

お姉ちゃんより

お金との健康な付き合い方

不景気

アメリカなどに行くと、車のバンパーにステッカーを貼る人がよくいます。

それは「赤ちゃんが乗っています」だけではなくて、ユーモアにあふれるものから、ちょっと考えさせられるのもまであります。

その中で有名なのが”Drive this car to go to work, go to work to pay for this car“です。意味は、「この車で仕事に行くんだ、仕事に行くのはこの車を買うため」という意味で、この車の後ろに停まってステッカーを見た人は、「一体何のために働いているんだろう」と一瞬考えさせられてしまうことでしょう。

生きるために働くのはもちろん大切なことです。でも、稼いだお金を使うことも大切なことだと思います。ここで、お金とのいい付き合い方について話します。

お金は天下のまわりもの(目に見えないエナジー)

一度、お茶の展覧会で、チャイを売っているインドの人と話しました。

その人は、インドの農家の人達を助けるために、農家の人がもっと儲けられるようにと、こうやって外国受けのいい、オシャレなパッケージのチャイティーを作って売っているという話をしていました。

あまりにもこれはお金のためではなくて人助けのためというような言い方をしていたので、「でも農家の人に、売り上げの全部が行くわけではないんでしょ?農家の人よりもお金儲けてるよね?」と聞きました。

するとその人は「お金はエナジーだから」というのです。

お金は流れていくものだから、それに執着してはいけないでもお金を稼ぐことや使うことは悪いことではない。そう言っていました。なんだか金は天下の回りものというけれど、流れていく「エナジー(気)」と捉えるのはおもしろいなと思いました。

でも本当にエナジーです。

物理で、物に働きかけると物はエネルギーを持つというけれど、このエネルギー(力)もエナジー(気)も英語にすればenergyで同じ言葉です。働けばエネルギーが発生するけれど、これを保存することはできないので、お金として受け取る。お金はただの金属の塊や紙切れだけど、それを価値ものあると感じるとき、エナジー(気)の働きがあるような気がしてしまいます。

お金は不幸のもとか?

お金はあるからといって幸せになるとは限りません

最近の若者は、お金か時間かというと、「給料が減ってもいいから、労働時間を減らしたい」というそうです。

ハーバード大学ビジネスレビューによると、40%の大卒者が時間よりもお金をとると答えたそうです。

さらに、ある程度以上のお金を稼いでも、それ以上幸せにならないという具体的な数字があって、億単位かと思いきや、年間$50,000ドル、日本円だと500万円ちょいくらいだそう。他では$75,000という話もあります。

なぜ意外にそれほど高くないのかという理由は、年間300万円から500万円に給与が上がれば、生活の質が上がるけれど、それ以上上がると、もう既に自分の欲しいものは買えいて、やりたいことはやれるお金がある状態のため、急激に幸せになるとこもなく、逆に労働時間が増えたりして、幸せ度が落ちてしまうそうです。労働時間が増えると、自分の自由時間がなくなるだけではなく、友達や家族と過ごす時間も減ってしまうため、幸福度に大きく関係するというわけです。

時間をお金で買う

もしも給料を減らして週4時間労働にするというようなことができないのであれば、「時間をお金で買う」ということをするのが幸せに繋がるかもしれません。

例えば、部屋の掃除をお掃除サービスに任せたり、自分で調べて予約すれば安く済む旅行も、パッケージ旅行にしたり、バーチャルアシスタントのような、助手を雇って、面倒なことをやってもらう、そんなことも時間の節約に大きく関係します。

お金に余裕があるのであれば、「自分でやればタダで済むのに」という考えを捨てて、時間を買いましょう。「死を意識してみよう」という話をしたけれど、時間ほど大切なものはありません。

最後に

最近、近所でALT ABER BEZAHLTというステッカーが貼ってある古いキャンプカーを見つけました。これは「古いけど支払い済み」という意味です。車のために一生懸命働くのではなくて、自分ですぐに払えるようにと車の質を落とす、こんなことさえも幸せにつながるのかもしれません。