投資の話:お金に関する知識をつける

妹へ

元気ですか?

先日、先人の知恵を借りるという話をしましたが、今日は投資に関して先人の知恵を借りることについて話します。

さっそくですが、「金持ち父さん、貧乏父さん」という本を知っていますか?お姉ちゃんは、名前は知っていたけど、読んだことがありませんでした。

今月初めて読んで、目からうろこが落ちるというのを経験しました。

パッシブインカム(不労収入)について話したことがありますが、この本もそれにちょっと関係あります。この本の著者は、ハワイ出身で、不動産で大儲けした人です。

お姉ちゃんは特に不動産投資をしようとは思わなかったけれど、アパートから追い出されるのと友達がアパートを買ったことをきっかけに、「家賃を払うなんてお金の無駄だ。自分もアパートを買おう」と思っていました。ところがどっこい、この本を読んでそれがよくない考えだということに気が付くことができました。

それについてはあまり深くは話さないけれど、このロバートさんいわく、借金はよくないというのと、自分の資産のほとんどが不動産という形で縛られてしまうと、投資をして儲けることもできず、家の価値が例えば半減してしまったらば、自分の貯金も半減してしまったのと同じことになります。(他の物件が安くなっていても、ローンは払いきるまで同じ額を払い続けることになります)

だったら銀行にこつこつ貯金して、ある程度まとまった頭金ができたら借金を極力少なくして、家を買えばいいのではないかと思うかもしれませんが、これも間違いです。銀行の口座にお金を貯めているのは不動産に投資するのと同じことで、お金は増えません。だからどこかに投資するのが大事です。

お姉ちゃんは7月から株を買い始めて、日々いろんなことを学んでいますが、ロバートさん曰く、早く始めるにこしたことはないというのです。なぜなら例えば全財産失ってもまた経済的に回復することが可能だからです。

お母さんとチェンマイに行った時、チェンマイのマンションの一室を買おうかという話になりました。この時はお母さんは食中毒になる前でノリノリだったので、二人でそんな気分になっていました。でも、この時二人とも思ったのは、周りに誰もこういうことに関するアドバイスをできる人がいないということです。

もしもうちが、会社を経営していたり、社長さんやMBI取得者の知り合いがまわりにいたら、きっとすぐにマンションを投資のために買っている人なんかも見つかって、すぐにタイから電話でアドバイスを求めていたことでしょう。こういう時に頼れる人がいないからこそ、本に頼るのです。

ロバートさんはこの本の中で「XXしようとするのは、中流階級の考えだ!」と何度もいいます。これがズーンと心に響きます。

凡人のように考えていたら、いつまでも凡人のままです。だから、お金持ちが考えるようにものごとをみることができるようになれば、お金持ちになることができるのです。凡人が中身はそのままで億万長者になっても、お金はなくなっていくばかりです。宝くじ当選者が破産する確率は高いという話をきいたことがあるかもしれませんが、それがまさにこの通りなのです。

この本は投資の話しというよりは、お金を扱う知識についての話です。

これは学校では習いません。どこからお金の扱い方を学ぶかといえば、親のしぐさを見てと、お小遣いやバイトのお金を貯めたりして、さらに一人暮らしをしてやりくりをしはじめてからではないでしょうか。この過程で誰かが「お金は、こうやって管理するんだよ、収入のXXくらいは貯金にまわして、XX歳になったらXXとXXに投資するんだよ」と教えてくれたかというとそんなことはありません。だからこれは学ばなければいけないことです。

話は少しずれますが、元カレに経済状況について聞かれた時に、とても嫌なきもちになり「これは個人的なことだから、恋人同士でも話すべきじゃない」といっていたので、「なんでいつもお金の話になると、普通に話せないの?」と聞かれたことがあります。そして気づいたのが、よくお母さんにうちの経済状況について聞くと「子供はそんなこと心配しなくていいの!」とすぐに言われていたことを思い出し、気づかないうちにお金の話はこうするものだと思っていたのです。それに気が付いてからは、お金の話も普通にできるようになりました。別に自分の収入を友達や彼氏に教えるのが悪いことではありません。

お金といえば、これも面白い本です。

でも今回のテーマの投資には全然役に立ちません。この人はお金をもたない集団生活のカルトで育ったので、お金がとても特別なものだと認識するようになりました。漫画なのですぐに読めますが、お金との付き合い方って人それぞれだなと思います。

話はまた長くなりましたが、この本は絶対読んでおいた方がいいです。他にもウォーレン・バフェットと本など読んでおいたほうがいいものは数冊ありますが、日本語に訳されていて読みやすいのは、金持ち父さん、貧乏父さんだけだと思います。

30歳、まだまだ若い。

これから投資について真剣に考えて、どんどんお金を増やしていってください。ロバートさんは、「お金のために働くのではなく、お金を自分のために働かせる」といいます。

投資していないお金は、トイレに捨てたも同然という言葉も、どこかの大金持ちが残しています。

お金に執着するのはもちろんよくないけど、スマートに投資をして、ただ貯金しているお金を肥やしてください。

お姉ちゃんより