妹へ
元気ですか?
今日は、働かないで収入を得ることができるという、「不労所得(パッシブ・インカム)」について話します。パッシブ・インカムは、アクティブじゃなくても入ってくる収入という意味で、一度立ち上げれば放っておいても収入が入ってくるというものです。
会社で普通に働く自分には縁はないものと思っているかもしれないけれど、意外に簡単に始めることができます。ここで不労所得にはどのようなものがあるかを紹介します。
デジタル商品
ネットで品物を売ると、注文がきてから、梱包して発送するという手間があるけど、デジタル商品は、一度出品すれば、勝手に購入され、何もしなくてもお金が入ってきます。
これにはたとえば、電子書籍や、オンライン講座、ストック写真、ソフトウェアなどかそのうちに入ります。LINEスタンプとかもそのうちのひとつ。
ソフトウェアなんて作れないよと思っているかもしれないけれど、最近、税金の計算用のソフトウェアを探していたら、誰かが、エクセルで数字を入れればマクロで税金が計算されるというエクセルシートを2000円ぐらいで売っていました。
広告収入
YouTubeビデオや広告付きのブログだと、一回広告が表示されるごと・クリックされるごと・クリックしてから登録・購入があるごとに一定額が入ってきます。一度アップロードすれば勝手に収入が入っていきます。
ブログやYouTubeに載せるような内容はないと思ってるかもしれないけど、今の時代「こんなの自分にもできる」という内容の薄いものでもアップロードして、収入を得てる人がいます。つまりはやったもの勝ち。
サービスプラットホーム
自分で商品を作らなくても、プラットフォームを立ち上げて、「勝手にうちのサービスを作って何かを売って、その売り上げの一部をください」ということも可能です。
例えば、Uber(民間タクシーサービス)とかAirBnB(民泊サービス)。会社自体には売れる商品はないけれど、運転手や家主が勝手に送り迎えサービスや民泊サービスをアップロードして、ユーザーがお金を払ってそのサービスを使うという仕組みを作って、何もしなくてもそのやり取りから発生したお金が入ってくるという状態をつくりました。
もちろん、アプリ作成とかウェブサイトメンテナンスとか、カスタマーサポートとか雇うから、何もしなくてもというわけではないけど、楽天やメルカリも、自分では何も商品がないけど、人が売り買いする場を作って、そのサービス利用料を収入とすることで始まりました。
アイディア次第
元同僚の旦那さんは、面白い人で、20代の時に「僕を26歳でリタイヤさせてください」というホームページをほとんど冗談で作ったら、驚くことにいろんな人がお金を送ってくれたという経験があるそう。その人はその後、山の中の木の上に秘密基地的な小屋を建てて、建築雑誌とかいろんなところでそれが取り上げられ、今では古い家を買ってそれをリノベーションして売ることを仕事にしています。
話はずれたけど、アイディアさえあれば、不労所得を得ることはできます。
本当にアイディア次第だなと思うのが、このウェブサイト、ミリオンダラーホームページ。この人はウェブサイトを立ち上げて、1ピクセル(ただの点)を1ドルで売りますということをして、100万ピクセルを売って、ミリオネアになりました。つまりウェブサイトを作って、土地のように、スペースを分譲販売したという感じです。
何でそんなもの買いたいんだろうと思うかもしれないけど、みんなこのウェブサイトに来るから、小さくても広告スペースを借りれれば、かなりの宣伝力があると思ったからだと思います。 実際に10年以上経った今でも、こうやってまだ話題に上って、世界中からサイト訪問者がきます。
投資
そして最後に、投資です。
銀行に残高を残しておいても、銀行の利子は微々たるもの。でも投資信託であれば数万円を入れておけば、毎月数百円が分配金として返ってきたりします。もちろん、株と同じで、投資した分(本元)の価値が下がることもあります。
でも投資信託は株と違って、複数の株とか債権とかがひとまとめになっているから、その中のひとつが下がっても他が上がって、長期的に持っていると、景気が回復したり、そうじゃなくてもチリも積もっと毎月数十円の分配金が下がった株の価値を穴埋めして、プラマイゼロで終わることもあります。
お母さんにも勧めて、一時期「これで車が買える」って言ってたぐらいだから、ただ貯金しておくだけだともったいないよ。
不動産投資も、ローンを払い終えたら家賃収入が入ってくるようになるから、いつも借りたいという人がいるのであれば、いい投資になると思います。ただ修理費や、税金があるから、それも考慮しなくてはいけません。自分が住むのであれば、ただ家賃を払ってお金が消えていくよりも、ローンを払って持ち家があった方がいいということもあるかもしれません。
家を持つことなんて、縁がないと思っているかもしれないけど、土地によっては、30でコンドミニアムやアパートや家を買うのが普通というところもあります。
最後に
海外に行ったら無収入になるのが怖いと思うけど、こうやって早めに種を植えていると、月々にちょっとした収入を得ることも可能です。40でリタイヤしたいという友達は、なるべく早くお金を貯めて、投資して、そこから得られる配当金で生活していくことを目標にしているくらいだから、アイディア次第で色々な収入を得て、会社で退職するまで働かなければいけないという考えから解放されるすべがあるものです。
お姉ちゃんより