人と比べるのをやめて幸せになる part.1

妹へ

元気ですか? 

最近、移動が多くて何も書いてませんでしたが、今日は、人と比べるのをやめて幸せになる方法について話します。

突然ですが、あなたはどんな時に、人と自分を比べてしまいますか?

周りと比べてしまうのは、人間として普通にやってしまうことです。

人と自分を比べる時、比べる対象には二種類あり、一つは自分よりも成功している人、もう一つは自分よりも成功してない人に分けられます。自分を他人と比べていったら、億万長者から貧困に苦しむ人まで、上下にきりがありません。

人は、どうしても自分よりも成功している人と自身を比べてしまいます

そしてこれによって自分の欠点が浮かんできて、幸せになれない原因にもなっています。

ある実験で、サルにご褒美としてキュウリをあげたら、サルは嬉しそうにしていたのに、隣にいるサルがキュウリよりも美味しいブドウを受けとったのを見ると、それまでは嬉しそうに受け取っていたキュウリを怒って投げつけます。

動物も不公平を感じると怒ります | 脳トリック

サルでも自然に周りと自分を比べてしまいます。

このビデオを見て、不公平だから怒ってしまうというのはわかりますが、比べなければ現状に満足できるということもわかります。

どうすれば他人と比べるのをやめられるか?

このビデオの中でも言っていますが、比べてしまうこと、そして他人よりも劣っていると不満に思うことは脳にメカニズムとしてすでに存在しています。

そこで、比べてしまうことは無意識にしてしまう仕方がないことだとして受け入れるしかありません。でも意識的に比べる対象を替えることは可能です。例えば、比べる対象を他人ではなく、成功した自分やなりたい自分に置き換えれば、自分のためになります。

お姉ちゃんは先月のセラピーで、「もっと社交的になって人前でもっと話せるようになりたい」ということをセラピストに伝えました。すると「確かに社交的になって人前でもっと話せるようになることは、人生を豊かにしてくれるかもしれないけれど、それができるようになったところで、作家になりたいという自分の夢に近づける?」と聞かれました。

確かに、もっと社交的になりたい、もっと痩せたい、もっとお金がほしいと、欲しがったらキリがないけれど、自分の目標があれば、そこが辿り着きたいゴール地点になり、他人がどうであろうと気にならないはずです。逆に言えば、自分の断固とした目標がないから、目の前にある物や人と比べて、そこに達していない自分に劣等感を感じることになります

例えば、お笑い芸人が、他のお笑い芸人を見て「あの人みたいに、もっと人を笑わせるようになりたい」といっていたら、それはわかりますが、お笑い芸人が自分を大学教授や、モデルと比べて「人に尊敬されているのが羨ましい、キレイで自分の身体に自信があるのが羨ましい」と思いはじめたら、自分に対する劣等感と他人に対する嫉妬心が募るだけで、自分のためにはなりません。

『成功』の定義を明確にする

全ての分野で成功することはできません。可能だとしても、一度に全てとはいきません。

物理的に、金銭的に、精神的に、社会的に、何をもって成功なのか自分で定義して、目標を設定すれば、それが比較の対象で、そこに達していないことで不幸な気持ちになるなら、それをバネにしてより目標に近づけるようにすればいいだけです。

目標がなければ、自然に他人と自分を比べてしまい、自分が劣っていることに目がいってしまいます。

豪邸を持つ大富豪を見ればそれと自分を比べて、「あんな家に住めるなんてうらやましい」と自然に思ってしまうのは受け入れるしかありません。ただし、「沖縄に住みたい」という目標があれば、ニューヨークの豪邸に住んでいる人を見て比べて劣等感を感じることはなくなります。本当に長年住みたかった沖縄に住むことができたら、それが自分にとって幸せなことで、実際にニューヨークに移り住むことなんて、自分が本当にやりたいことではないことにすぐに気が付けるはずです。

お姉ちゃんは精神的な目標で、友達が多くて、常に友達から電話がかかってくるルームメイトがいて、いいなあと思っていたことがありました。でも、自分の中で精神的な目標について考えた時に、「自由」という言葉が浮かんできました。考えてみたら、自由であることは自分にとって、人と常につながっていることよりもずっと大切です。それを認識して以来、どんなに友達が多い人を見ても、自分もそうだったらいいのにと思いません。自分には少数の親友がいて一人で趣味に没頭しているほうが、常に多くの友達と連絡を取り合ったり頻繁に会ったりしているより幸せだという自覚があるからです。

次にSNSでリア充な写真を見て自分と比べて何か嫉妬心を抱いたりや不快な気持ちになったら、どうしてその写真なのか、そのどこが自分に足りないのか、そこから始まって、本当にそれは自分がなりたい姿なのか、その写真はさておき、自分が本当はどうなりたいのかを考えてみてください。

お姉ちゃんより