妹へ
元気ですか?
今日は、専門知識なしに、お姉ちゃんの独論というか持論を共有します。
人は生きている中で、単に「念ずれば叶う」とか「自分がやられて嫌なことは人にはしない」とか一般的に言われているものの他に、自分の経験や気づきをもとに説をたてます。ここでいうのは教訓というよりも、自分がもっている仮説のようなものです。
もちろん経験や見方に偏りがあるので、これが本当かどうかは怪しいところです。でもおばあちゃんの知恵袋ではないですが、後に科学的に証明されたり、調べてみたら本当だったということもあります。
例えば、小さいものでは「冬生まれの人は、寒さに強い」とか「足が大きい人は転びやすい」とか、大きいものでは「XX人はXXだ」「私はXX座の男と気が合う」とか、信憑性は疑われますが、自分の知っている限りでは本当で、そうだと信じているものです。
お姉ちゃんにもそういうものがあります。
今日はそれについて話そうと思います。独断と偏見というものです。
まずは、「自分が差別していると、差別されていると感じやすい」というものです。
お姉ちゃんの経験では「アジア人だからって差別された」とかいう人に限って、「中国人はうるさい」とか、他の国の人たちを差別している傾向にあるように感じます。
これと似たものに、「嫉妬深い人は、浮気心がある」という持論があります。
これは、彼氏に嫉妬深い人に限って、他の人に目移りしていたり、自分が浮気していたりするというものです。
思うに、自分が何か悪いことをしていると、他の人もそうする可能性があるとか、もうそうしていると思っているからだと思います。自分がその当事者の一人であることで、自分のような人がまわりにも存在するという証明になっているからです。
これが本当だとしたら、「物が盗まれると疑う人は、自分が盗んだり盗むことを考えている」とか「人を馬鹿にしている人ほど、自分が他の人から馬鹿にされているのではないかと心配する」「喧嘩を売る人ほど、喧嘩を売られたと感じる」など、いろんなところに応用できるセオリーだと思います。
これらの論ではそこまでは考えたことがありませんが、嫉妬論については結構自信があります。嫉妬深い友達の話を聞いていると、浮気傾向があることに気がつきます。それか、ほとんど気づかない程度に、異性にイチャつくような傾向があったりします。
嫉妬深い友達に「嫉妬をやめたいなら、まずは自分で浮気しないようにしてみなよ」とアドバイスしたところ、「でも自分が浮気しないようにして、相手に最初に浮気されたら、我慢しないで浮気しておけばよかったって後悔するよ」というのです。
こういう時、みつ夫さんの、「奪い合えば足りない、分け合えばあまる」というような言葉を思い出します。愛情を注げば注ぐほど、自分がもらえる愛情も増え、ケチケチすればするほど、受け取っているものが足りないと感じます。
これは本当に思うことで、もうひとつのお姉ちゃんのセオリーの中に、一杯ごとに会計するバーに行ったときに、一番最初に「おごるよ」といって全員分払うと、一晩中タダで飲めるというものです。もちろん、二人だったらまたすぐに自分の番が回ってくるけど、そうでなければずっと奢ってもらえる気がします。
あなたにも仮説とか持論があると思います。こういうのをたまに友達と比べると、人って本当に違うなーと面白いものです。
お姉ちゃんより